P11ホームヘルパーさんの悩み

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ある女性の話です。
彼女は、ホームヘルパーの仕事をしていて、週に4日、サポートのために様々な家を訪問しています。
彼女は人の役に立つ仕事が好きで、仕事自体は好きでやりがいを感じているのですが、一つだけ悩みがありました。それは

第一印象は近寄りがたい雰囲気を持つP11

訪問先の利用者さんに、嫌われやすいということでした。
実際に嫌われたかどうかはわからないのですが、担当の変更を希望されることが目立ってあるのだそうです。
もちろん彼女の仕事ぶりを私は知りませんし、そもそも介護の分野には全く明るくないので、専門分野からの視点では、私が申し上げられることは全くないのですが、それでも私に相談してくれたので、数秘でコンサルをしました。

彼女は、P11です。
P11は、涼しげで飄々とした印象を持ちますが、ちょっと、冷たいイメージを持たれることもあります。少なくとも親しみやすいとはあまり思われないタイプです。
だから介護に向いていない、といえばそう見えるかもしれませんが
実は仕事はできるんです。
目の前の人の求めていることを読むのに長けているP11。
そして仕事だと思うと、抵抗のあることや難易度の高いことも自然にやってしまえる潔さがある。
加えて彼女は、他の数字を見ても人サポートをする仕事が向いている、それでうまくいっていない、理屈よりまずは着ているものを変えてみるかな、そんな感じでした。

洋服とメイク、あとは、言葉、行動、それを、彼女の他の数字と合わせてアドバイス。
寒色系のカラーを着ること、パーマをかけていたのでストレートに戻すこと、色を多用しないことなどを話しましたが、それまでの彼女はかなり逆のことをしていました。
あたたかい優しい女性らしい印象を作ろうとしていたようで、ピンク系の服、ふわっとしたパーマ、ふんわりメイクなど、P11には似合わないものばかりセレクトしていたとの事です。
つまり大きく変化できる伸びしろがあるということですから、私はこの時点で、良い可能性を直感しました。

実践とその結果

彼女はとても素直に、次の日から洋服を変えて仕事に行きました。
プライベートではなく仕事なので「好きな服ではなく似合う服を着る」ということへの抵抗は少なく、制服のようなものだと思えばいいと、彼女は考えました。

次の日からすぐ始めるというところに、彼女の「真剣にこの状況をどうにかしたい」という意志が感じられますし、実際、洋服は着替えるだけなので、まずはやってみるという点で、そんなにハードルも高くなかったかもしれません。

そして、結論から言うと、今の彼女は毎日とても生き生きと仕事ができています。
まず、似合っているものを着ているんだ、という晴れやかな自信がベースにあって、背筋が伸び、表情が自然になり、余裕のある自分を感じられる。
振る舞いが、着るものが、どう対応すればいいかがわかっているのだから、あまり迷わない。

そのせいか、仕事そのものに集中できるようになりました。
「何か間違えているんじゃないか」「嫌われるんじゃないか」と思いながらおっかなびっくりサポートをしていた時は気持ちが散漫だったのに、集中できるようになると、P11の持ち味である、目の前の人が何を求めているかに全集中できるようになった、求めていることに精度の高いサポートができるようになったというのはよくわかる話です。

気が合わないと思っていた上司から、微妙な嫌がらせのような仕事を押しつけられるようなことが明らかになくなったし、それどころか褒められる回数が増えた気がする。
また褒められることで、その人と実は気が合うのかもしれないと思えてくるのか、これまでのあれこれを忘れて楽しく会話できて、職場の雰囲気も良くなった。
当然、彼女はだんだんと会社に通うのが楽しくなってきたというわけです。

そんな風に楽しく仕事をできる人は、利用者の方に嫌われることが少なくなるのは想像に難くない。よかったよかった。

もう1つ、おまけの話として、彼女はいつもバタバタで家でも余裕がなくなっていたせいか、どうしても子どもに小言が多かったのですが、それも自然になくなった。
そもそもP11が小言を言っても伝わらないですし。
人間って器用ではないので、職場での意識が変わると、家庭でもそれが連動します。仕事が楽しい気持ちで帰宅すると、そのあとの家の中まで変わってくる。
使い分けることなんてできないので、自然に、連鎖的にどちらも変わっていくのはよくある話です。

洋服が人生を変えてくれるというわけではない

これは、洋服を変えると何かが起こる、という話ではありません。
洋服そのものに魔法の力があって、強制的に何かをしてくれるわけではない。
けれども自分の意志で洋服を着る時は、自然に、着た自分への期待値も上がる。
彼女のように、仕事を円滑にするために服を変えることもそうだし、モテるため、面接に受かるため、集団で浮かないため。
そしてその期待値に答えるのも自分だから、自ずと意識と行動が変わってくる。

例えば素敵な人を見つけて結婚したい人が、そのために自分に似合うワンピースを着たら、そのあとどうするかといえば、おそらく外に出ると思います。
家でゲームしていて、その洋服が理想の相手を連れてきてくれるとは思わない。
もし外にどうしても出たくなければ、そもそもワンピースを買おうとも思わないし、それは結婚そのものを諦める行為として繋がります。
だからつまり、洋服とそれに合った行動はセットということで、目的があるから洋服を着るんです。痩せないことには着られないサイズの洋服を買ってダイエットのモチベーションにするという話は、あながち間違いではないとも言えますね。

ヘルパーの彼女は、状況を変えるために職場で着る洋服を変え、洋服を変えた自分の意識も変え、実際に変化を起こしました。
この話は、似合う服でも、好きな服でも良いような気がしますが、似合うものを着た方が人の目が気になりにくくて、精神的に自由かなと思います。
あとは他人が自分をどう見ているかついては、知っておいた方が断然有利、使えるものは使え、というのが私の考えです。

今回は洋服がうまくハマったケースでした。