率直に言えばそんな都合の良いものはないんですが。何事も、何かに寄せれば他の何かから離れていくわけで、どの骨格にも合わせようとすると、デザインは自ずとボヤけて「無難」になっていきます。
それを踏まえた上で、これまで、骨格に合わせて作ってきたわけではない当店の型紙に「Vラインボートブラウス」というのがあるのですが、これが、どの骨格にも合うんです。偶然とも言える産物。
骨格を選ばないボートネックラインに、少しV字を刻んだデザインは
骨格ストレートタイプがお洒落に着たい場合に、単なるVとは違うし、胸グセ処理も綺麗なので、胸元の厚みが軽減されてすっきりと、かつ寂しくない雰囲気になります。
骨格ウェーブの場合、ジャストサイズを選ぶ必要がありますが、肩もジャスト、コンパクトにすっきり見える、また、スカートに合うように長すぎない着丈なども、バランスとして悪くない。
ネックレスや衿ぐりにポイントを入れるなどで、首回りが寂しくならないようにするともっと良いと思います。
骨格ナチュラルの方にも、身頃が四角くなりにくい、優しいVラインの衿ぐりが良い感じですし、少しゆとりあるサイズ感で着ると良いですね。ブローチやストール、重ね着などでグラデーションつけるともっと骨格ナチュラル的なおしゃれになります。
鎖骨が目立ちすぎない衿ぐりラインで、女性らしく。
そして、それぞれのPに合う素材や色、装飾、アクセサリーや刺繍などを持ってくると、春から夏にかけてぴったりの自分だけのブラウスが完成。
形だけだとわりと無難に感じるかもしれませんが、パターンが綺麗だし、Pで個性を出す事で、文句なしの一枚になります。
Pで言うとこのブラウスの形は、P7の方に似合います。
今日は都立高校の卒業式ですね。
ご卒業おめでとうございます。息子はこのような日に寝坊して、慌ててすっ飛んで行きました。親はコロナの影響で参列がなくなり、自宅待機です。
心も体もそれなりに、卒業しても大丈夫だなという感覚を持ちながら卒業を迎える事ができて、なるほどやはりそれは紛れもなく「おめでとう」だな、と。 .
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